デザイナー
クリスティアン・ハース Christian Haas
1974年、ドイツ、エアランゲン生まれ。
ミュンヘン大学芸術学部卒業後、スタジオ・クリスティアン・ハースを開設し独立。
グラス・メーカーのナハトマン、ホームウェア・ブランドのビレロイ&ボッホ、テーブルウェア・ブランドのローゼンタールなど、ドイツが世界に誇る高級ブランドのデザインに携わりました。
日常生活に深く関わるアイテムからアート作品に至るまで、幅広い分野のデザインを手掛けています。
2007年にはパリにもスタジオをオープンしました。パリ、フランクフルトなどの国際的な展示会にも出品され数々の賞を受賞しています。
ペーター・ケンペ Peter Kempe
1966年、ドイツ、ハンブルグ生まれ。
テキスタイルのセールスやバイヤーを経て、1987年に、フランスのオートクチュール・ブランド、クリスチャン・ラクロワや、ドイツのテキスタイルメーカー、ファン・ラークでデザインに携わりました。
1998年にハンブルグにトーマス・クバルと共同で、コンセプトショップ「クバル&ケンペ」を設立。テレジアンタールとのコラボレーションは2004年に始まり、その後、ドイツの高級磁器ブランドのデザインを手掛け、1998年から2008年まではマイセン磁器、2008年にはベルリン王立磁器製陶所、2011年よりフュルステンベルグのデザインにも参画しています。
現在はテーブルウェア以外にもカーペットや照明器具などのインテリアの世界にも活躍の場を広げています。
ヘンリエッテ・シュタイガーヴァルト Henriette Steigerwald
1845年~1903年。
テレジアンタールの共同創設者、ウィルヘルム・シュタイガーヴァルトの娘。19世紀後半のドイツ歴史主義時代に、テレジアンタールのコレクションに強い影響を及ぼしました。
父親のウィルヘルムが1840年代に会社を売却後、新オーナーの後継者、ミヒャエル・フォン・ポッシンガーと結婚し、1863年に古巣へと戻ってきました。ファインガラスの技術的・美的側面に対する造詣が深く、ビジュアルアートを学び、当時ミュンヘンで最も著名であった肖像画家フランツ・フォン・レンバッハのマスタークラスを卒業しました。
その作品からは、形状や装飾の美しさに加え、機能性を併せ持つ卓越した感性がうかがえます。
デザイナーとしてのかたわら、風景画家やロマン派の詩人としても活躍し、多くの人の尊敬を集めました。
ハンス・クリスチャンセン Hans Christiansen
1866年~1945年。
ドイツにおけるアール・ヌーヴォー(ドイツ語圏ではユーゲントシュティール)期の重要なアーティストであり、デザイナーの一人。
ミュンヘンで応用美術を学んだ後、プロダクトデザイナーやグラフィックデザイナーとして働きました。
ドイツ中部の地方中心都市、ダルムシュタットでは、芸術家のコロニーとして知られる「マチルダの丘」にも参画。
パリとヴィースバーデンでは教授職も務めました。
ハンス・フォン・ポッシンガー Hans von Poschinger
1892年~1951年。
20世紀の初頭から中盤にかけて、兄弟のエゴンと共にテレジアンタールを支えたオーナー。
1951年にその生涯を閉じるまで、テレジアンタールに大きな影響を及ぼしました。ミュンヘンの視覚芸術学院でアートを学んだ後、テレジアンタールに参加。
ビジネスではなくアートを選択したことは、仕事において創造性や芸術性がビジネスよりも重要と考える、ポッシンガー家の意向に沿ったものでした。
デザインにおいては、その時代の典型的な好みを映し出したコレクションを発表。「形態は機能に従う」と主張した、バウハウスの理念に影響をうけた機能美あふれるデザインの諸作を世に送り出しました。